葉酸の効果について

■ 女性には特におすすめ

妊活中に飲んだほうが良いと言われている葉酸サプリ。十分な葉酸を摂取しておくことで様々な効果が生まれます。代表的な効果として次のようなものが挙げられます。

葉酸といえば妊娠したときに摂取したい栄養素、というイメージが強いです。しかし、普段から葉酸をサプリメントなどで補ってあげると色々な体に嬉しい効果を発揮してくれます。ですので、男女問わず葉酸は日常の中から進んで摂取したい栄養素なんです。もちろん葉酸だけ摂取するのではなく、相性が良いとされるビタミンBなど他の栄養素とのバランスも考えながら取り入れるようにしましょう。

・神経管閉鎖障害の予防＝ 神経管閉鎖障害は妊娠中の赤ちゃんの中枢神経が上手く作れない障害です。これを防ぐのに葉酸が有効だといわれています。普段から葉酸を摂取していれば神経管閉鎖障害のリスクを70％近く低減できるという研究結果もあります。だから葉酸は妊娠中に必要不可欠な栄養素なんですね。

・貧血対策＝ 女性の多くは貧血を経験したことがあると思います。対策の定番栄養素と言えば鉄分のイメージが強いですが、これだけでは不十分です。鉄分と合わせて葉酸、ビタミン12を摂取することでより効率よく赤血球が作られるようになり、貧血を起こしにくい体質作りができます。葉酸が不十分だった場合、赤血球が作られても十分な機能を果たせない不完全なものになることもあります。

■ 細胞生成の促進など

葉酸にはまだまだ色々な効果があります。健康的な毎日を送るためにも、普段の食事の中から摂取することを心がけるだけでなく、不足している分はサプリメントで上手に補ってあげるように意識することが大切です。1日の摂取目安量は男女ともに240μg、妊娠中は400μgだと言われています。

・動脈硬化予防＝ 葉酸が不足している状態が続くとホモシステインと呼ばれる物質が増え始めます。これが長い間増え続けると血管が狭くなってしまったり、硬くなります。そこから動脈硬化が引き起こされてしまい、体調不良や時には脳梗塞、心筋梗塞といった命にかかわるような病気に発展しかねません。そのため、血管年齢が低下し始める40代や50代のうちから葉酸を意識的に取り入れるようにしたいところです。

・細胞生成の促進＝ 葉酸は細胞分裂や生成に欠かせないDNAの生成をサポートしたり、活性酸素などで傷ついてしまったDNAを修復する働きを持っています。これによって正しく細胞の生成が促進されるようになります。美しい肌や健康的な内臓を維持することはもちろん、消耗が激しい粘膜部分の健康にも欠かせません。葉酸が不足しがちな人は胃腸などの消化器官のトラブルや口内炎ができやすい傾向にあります。