1日の適量を守りましょう

妊娠したときの葉酸の重要性について

妊娠で大事なこと

■ 妊娠前からの摂取を推奨

妊娠前や妊娠中は葉酸を摂取することが推奨されています。これは厚生労働省からも公表されていることで、健康的な赤ちゃんを育てるために必要です。葉酸はビタミンBの一種で、正常な細胞の生成をサポートする働きを持っています。これによって赤ちゃんの成育を促し、健康に育てられます。また葉酸は健康な血液を作り出す効果もあるので、これによってより効率よく赤ちゃんに栄養や酸素を送り届けられるようになります。このように葉酸は妊娠中に不可欠な栄養素です。母子手帳を見ると葉酸の摂取がどれだけ大切かが記載されているのも確認できます。

ではもしも妊娠時に葉酸が不足してしまうとどのようなケースが起こるのでしょうか。まず妊娠初期の場合は先天性の障害が引き起こされる可能性が出てきます。中でも葉酸不足で引き起こされやすくなるのが神経管閉鎖障害です。妊娠初期の先天性異常のひとつで重篤な障害を抱えることになります。葉酸をきちんと摂っていればリスクを大幅に軽減できることが分かっているため、厚生労働省をはじめとした様々なところから摂取することが推奨されているわけですね。さらに授乳期にも葉酸を摂取することで栄養の多い母乳が出るようになります。不足するとそもそも母乳が出ないこともあります。生まれてからの赤ちゃんの成長にも深くかかわってきます。

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必要な摂取量

■ 1日の適量を守る

それでは妊娠時の葉酸の摂取目安量はどれくらいになるのでしょうか。厚生労働省が発表した推奨値は1日あたり400μgです。これは0.4mgに置き換えられ、妊娠1ヶ月前から妊娠初期の3ヶ月あたりまで毎日取り続けることが良いとされています。また、過剰な葉酸の摂取も問題になるので、1日あたり1000μgを超えないように注意しましょう。とはいえ、過剰摂取はサプリメントを大量に飲むなど無茶な摂り方をしなければそうそう起こらないのでそこまで心配する必要はありません。ちなみに食事から推奨量の400μgを摂ろうと思ったら野菜350gを食べる必要があります。調理の過程で失われる分も考えると、実際にはもっとたくさんに。カロリーや他の栄養素の過剰摂取が心配ですよね。だからこそサプリでバランス良く摂取することが望ましいです。

葉酸を飲み始める時期については、妊活スタートと同時が良いです。いつ妊娠するか分かりませんし、妊娠の1ヶ月前から飲み始めるのが望ましいと発表されている以上、常々意識しておくことが重要。もしも妊娠が分かったけれど葉酸を摂っていなかった、というケースもできるだけ早めに飲み始めるようにしましょう。可能なら妊娠前からが良いのですが、最中も葉酸は必要です。産後の母体ケアにも良いとされていますので、長い期間にわたって摂取した方が良い、ということになります。

ここがポイント