一番大事なこと
どうして妊娠中に葉酸を摂取することが良いのか?
生活習慣病のひとつである動脈硬化。症状が悪化してくると脳梗塞や心筋梗塞といった死に直結するような重い病気を引き起こしてしまう可能性があるため適切な対処をとって予防していかなくてはなりません。しかし、現代人は動脈硬化の傾向がかなり高まっていると言われています。その大きな理由は「葉酸を十分に摂取できていない」事にあります。普段から栄養バランスの取れた食事を続けていると葉酸をはじめとした各種ビタミンが肝臓でシステインという成分を作り出します。これは皮膚形成と深い関係にある成分です。しかし葉酸が不足している状態だとシステインがうまく生成されず、ホモシステインが過剰に生成されるようになってしまいます。
このホモシステインは血中に流れてしまい、LDLコレステロールと結合します。その結果、血管に沈着してしまうため、血管の柔軟性が損なわれて動脈硬化に発展してしまうわけです。実際の研究でも動脈硬化が起こっている患者の血液中のホモシステイン量を測定してみると明らかに高い数値になっていることが分かっています。もちろん葉酸不足だけが動脈硬化の直接的な原因になっているわけではありませんが、とても重要な要素として考えられています。
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動脈硬化対策に有効な栄養素である葉酸は野菜に多く含まれています。そのため毎日たくさんの野菜を食べるのが良いのですが、1日分の葉酸摂取量は成人で240μgです。もしも妊娠を予定している、あるいは妊娠中の女性の場合は400μgも摂取しなくてはなりません。厚生労働省による推奨量なのでできればこれを上回る葉酸をとり続けたほうが良いでしょう。しかし、ただでさえたくさんの野菜を食べるのが大変なのに、火を通してしまうと葉酸が大幅に失われてしまいます。だからこそ手軽に葉酸を補える葉酸サプリが動脈硬化対策に有効なんです。
葉酸サプリは妊活中の方や妊娠中の方におすすめなだけでなく、更年期以降のホモシステイン値が大幅に上昇し始める中高年以降の男女、そして両親や両祖父母に心筋梗塞、または脳卒中などの動脈硬化による病気が見られる方にもおすすめです。最近の葉酸サプリはただ単純に葉酸が補給できるだけでなく、毎日の生活で不足しがちなビタミンやミネラルといった栄養素もマルチに配分をしているものが多いです。生活習慣病対策の一環として気軽に葉酸サプリを取り入れてみてはいかがでしょうか。比較的リーズナブルなものもあれば、高機能で色々な効果が期待できるものもあるので自分のライフスタイルにぴったりのものを探しましょう。